HOME >Web気功教室 > 十二正経・経絡 > 9月のツボと経絡
9月7日から10月7日までは、
腎の経絡(足少陰腎経 (あしのしょういんじんけい))弱くなる時期。
腎の経絡は、生命エネルギーである元気を蓄え、元気により成長が促され、
元気の衰えにより老化する。
腎臓は、その生命エネルギーである先天の気をつくる臓器と言われる。
そのため、腎臓が衰えると、健忘や骨、歯がもろくなり、毛髪は抜けやすく白くなる。
耳鳴りや難聴、頻尿、便秘や慢性の下痢などを起こりやすくなる。
この経絡が病んだ場合には、発育障害、浮腫、息切れ、呼吸困難、
耳鳴りや難聴、頻尿、便秘や慢性の下痢などが、病気として現れやすい。
この期間に、有効なツボは以下である。
【主】陰谷(腎経)
《場所》脚(膝の裏)
《解説》膝をくの字に曲げた時に、膝の内側にできるシワの膝頭側の
端の場所。
【従1】エネルギーを抜く場合・・・曲泉(きょくせん)
《場所》脚(膝の内側)
《解説》膝を曲げた時にできる、膝の内側のシワの頂点で
一番凹んでいる場所。気血(気や血)が泉のように
集まる場所と言われる。
【従2】エネルギーを入れる場合・・・曲池(きょくち)
《場所》腕(外側)
《解説》肘を曲げた時にできるシワの外側、親指側のくぼみ
※エネルギーを抜くか入れるかの判断は、病状が「実」か「虚」に対応して行う。
「実」と「虚」については、別ページにて解説。
1日1~2回各20回ずつ軽く押す。(痛くない程度に)
押す順番は、以下の通り。
この期間に手当てできず、やられてしまった場合は、
4ヵ月遅れの翌年1月頃に症状が出る。