「気」とは何か? まだはっきりした答えはありません。しかし、科学的に分からなくても、
実務の面では「気」をうまく利用する技術や高めていく訓練法がつくられています。
こうした「気」をうまく利用する技術や高めていく訓練法を、
私たちの身近なものにあるものに置き換え、
より理解しやすいように示したものが、以下の図となります。
気は、「量(クオンティティ)」と「質(クオリティ)」のふたつの側面で考えます。
気の量は測定できませんが、量的に多い、少ないと想定すると、実務的に有効です。
量的に多くなると作用も強くなり、少ないと作用も弱くなります。
多量の気を発生させている物質には、磁石や鉱物、宝石などがあります。
中でも水晶などは素材の気も強く、他からの気を吸収する作用があります。
そのほかに吸収する作用が多い物に、塩や水があります。
これらが宗教的行事やお祓いで使われるのは、
このような気の性質を利用していると想定できます。
逆に、紙やプラスチックはあまり気が無く、他からの気も入りにくい物質です。
気の質も測定はできませんが想定する必要があり、
人間にとって良い作用のある性質の気と悪い作用のある気と、
二種類の方向性があるようです。
良い作用の気をプラスの気、悪い作用の気をマイナスの気とします。
これもグラフで表すと、より良い気は右側にいき、より悪い気は左側にいきます。
簡単に例を挙げると、プラスの気は人間に作用すると、
筋力が増して呼吸が楽になり元気になります。
マイナスの気はその反対に、筋力が低下して息が詰まる感覚になり、
いやな気分になる感じがします。
また、マイナスの気は同じ量のプラスの気で相殺します。
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